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03月23日-07号

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  1. 岡谷市議会 1994-03-23
    03月23日-07号


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    平成 6年  3月 定例会(第1回)平成6年第1回岡谷市議会定例会会議録(第7号)                         平成6年3月23日(水曜日)●議事日程 ▲日程第1  議案第12号 岡谷市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例 ▲日程第2  議案第13号 旧林家住宅条例 ▲日程第3  議案第14号 岡谷市やまびこ国際スケートセンター条例 ▲日程第4  議案第15号 岡谷市真徳寮使用条例を廃止する条例 ▲日程第5  議案第16号 岡谷市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例 ▲日程第6  議案第17号 平成6年度市営土地改良事業に要する経費について ▲日程第7  議案第18号 平成6年度市営林道事業に要する経費について ▲日程第8  議案第19号 平成6年度岡谷市一般会計予算 ▲日程第9  議案第20号 平成6年度岡谷市国民健康保険事業特別会計予算 ▲日程第10 議案第21号 平成6年度岡谷市地域開発事業特別会計予算 ▲日程第11 議案第22号 平成6年度岡谷市公団分収造林事業特別会計予算 ▲日程第12 議案第23号 平成6年度岡谷市交通災害共済事業特別会計予算 ▲日程第13 議案第24号 平成6年度岡谷市霊園事業特別会計予算 ▲日程第14 議案第25号 平成6年度岡谷市下水道事業特別会計予算 ▲日程第15 議案第26号 平成6年度岡谷市老人保健事業特別会計予算 ▲日程第16 議案第27号 平成6年度岡谷市温泉事業特別会計予算 ▲日程第17 議案第28号 平成6年度岡谷市市街地再開発事業特別会計予算 ▲日程第18 議案第29号 平成6年度岡谷市湊財産区一般会計予算 ▲日程第19 議案第30号 平成6年度岡谷市市立岡谷病院事業会計予算 ▲日程第20 議案第31号 平成6年度岡谷市健康保険岡谷塩嶺病院事業会計予算 ▲日程第21 議案第32号 平成6年度岡谷市水道事業会計予算 ▲日程第22 議案第33号 病院給食の保険はずしに反対し公的保険の充実を求める意見書 ▲日程第23 議案第34号 農林業再建重点課題の実現を求める意見書 ▲日程第24 議案第35号 過労死をなくし労災認定基準等の改正を求める意見書 ▲日程第25 議案第36号 地方分権による都市自治の確立と地域振興に関する意見書         -----------------●本日の会議に付した案件 ▲日程第1  議案第12号 岡谷市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例 ▲日程第2  議案第13号 旧林家住宅条例 ▲日程第3  議案第14号 岡谷市やまびこ国際スケートセンター条例 ▲日程第4  議案第15号 岡谷市真徳寮使用条例を廃止する条例 ▲日程第5  議案第16号 岡谷市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例 ▲日程第6  議案第17号 平成6年度市営土地改良事業に要する経費について ▲日程第7  議案第18号 平成6年度市営林道事業に要する経費について ▲日程第8  議案第19号 平成6年度岡谷市一般会計予算 ▲日程第9  議案第20号 平成6年度岡谷市国民健康保険事業特別会計予算 ▲日程第10 議案第21号 平成6年度岡谷市地域開発事業特別会計予算 ▲日程第11 議案第22号 平成6年度岡谷市公団分収造林事業特別会計予算 ▲日程第12 議案第23号 平成6年度岡谷市交通災害共済事業特別会計予算 ▲日程第13 議案第24号 平成6年度岡谷市霊園事業特別会計予算 ▲日程第14 議案第25号 平成6年度岡谷市下水道事業特別会計予算 ▲日程第15 議案第26号 平成6年度岡谷市老人保健事業特別会計予算 ▲日程第16 議案第27号 平成6年度岡谷市温泉事業特別会計予算 ▲日程第17 議案第28号 平成6年度岡谷市市街地再開発事業特別会計予算 ▲日程第18 議案第29号 平成6年度岡谷市湊財産区一般会計予算 ▲日程第19 議案第30号 平成6年度岡谷市市立岡谷病院事業会計予算 ▲日程第20 議案第31号 平成6年度岡谷市健康保険岡谷塩嶺病院事業会計予算 ▲日程第21 議案第32号 平成6年度岡谷市水道事業会計予算 ▲日程第22 議案第33号 病院給食の保険はずしに反対し公的保険の充実を求める意見書 ▲日程第23 議案第34号 農林業再建重点課題の実現を求める意見書 ▲日程第24 議案第35号 過労死をなくし労災認定基準等の改正を求める意見書 ▲日程第25 議案第36号 地方分権による都市自治の確立と地域振興に関する意見書         -----------------●出席議員(24名)          1番   梅垣良男君          2番   小松 稔君          3番   宮坂健吾君          4番   八幡益晴君          5番   今井友吉君          6番   原  宏君          7番   片倉久三君          8番   野溝道子君          9番   加藤レイ子君         10番   林 光一君         11番   田中親雄君         12番   山田一久君         15番   今井密子君         16番   清水隨豊君         17番   林  稔君         18番   三井正二君         19番   林 公敏君         20番   宮崎福二君         21番   花岡三郎君         22番   増沢千明君         23番   山崎芳朗君         24番   片倉万吉君         25番   山田拓男君         26番   堀内一光君         -----------------●欠席議員(1名)         13番   宮坂清海君         -----------------●地方自治法第121条の規定による説明のため出席した者         市長        林 泰章君         助役        小松幸雄君         収入役       林 正茂君         教育長       齋藤保人君         企画部長      鮎沢茂登君         総務部長      武井康純君         民生部長      橋爪茂雄君         福祉部長         兼福祉事務所長   中島英光君         経済部長      横内啓吉君         建設部長      瀬木将博君         都市開発部長    阪口進一君         水道部長      高橋清志君         消防長       山田丈夫君         監査委員      林 義弘君         教育次長      笠原直行君         岡谷病院長     草間昌三君         岡谷病院事務長   中原寛毅君         塩嶺病院長     奈良田光男君         塩嶺病院事務長   堀田 貢君         企画課長      小松敬明君         秘書課長      中沢 進君         庶務課長      小口晴敬君         監査委員         事務局長      中村高康君         -----------------●議会事務局職員出席者         局長        折井弘育         次長        根津忠司         庶務主幹      矢ケ崎千鶴雄         議事主幹      青木孝雄         午前 9時30分 開議 ○議長(片倉久三君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。         ----------------- △岡谷市教育委員会委員、岡谷市等公平委員会委員就任あいさつ ○議長(片倉久三君) この際、3月3日選任同意されました岡谷市教育委員会委員の原忠之君、岡谷市等公平委員会委員宮坂宥洪君に順次登壇してごあいさつをお願いいたしたいと思います。 まず岡谷市教育委員会委員の原忠之君、ごあいさつをお願いいたします。         〔岡谷市教育委員会委員 原忠之君 登壇〕 ◎岡谷市教育委員会委員(原忠之君) 一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、岡谷市教育委員会委員の選任に御同意いただきました原忠之でございます。もとより微力でございますが、責務の重大さを自覚し、岡谷市教育行政発展のため最善の努力をいたす所存でございます。何とぞ格別の御指導と御鞭撻を賜りますようお願い申し上げましてごあいさつとさせていただきます。よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(片倉久三君) 次に、岡谷市等公平委員会委員宮坂宥洪君ごあいさつをお願いいたします。         〔岡谷市等公平委員会委員 宮坂宥洪君 登壇〕 ◎岡谷市等公平委員会委員宮坂宥洪君) おはようございます。 ただいま御紹介をいただきました宮坂宥洪でございます。よろしくお願いいたします。 このたび、岡谷市等公平委員会の委員選任につきまして皆様方から御同意をいただきましてまことに光栄に存じております。公平委員という大変重いお役目をちょうだいいたしまして恐縮に存じておりますけれども、もとより微力ではございますが皆様方の御期待に添えますよう誠心誠意努力してまいる所存でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ありがとうございました。(拍手)         ----------------- △日程第1  議案第12号 岡谷市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例 △日程第2  議案第13号 旧林家住宅条例 △日程第3  議案第14号 岡谷市やまびこ国際スケートセンター条例 △日程第4  議案第15号 岡谷市真徳寮使用条例を廃止する条例 △日程第5  議案第16号 岡谷市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例 △日程第6  議案第17号 平成6年度市営土地改良事業に要する経費について △日程第7  議案第18号 平成6年度市営林道事業に要する経費について △日程第8  議案第19号 平成6年度岡谷市一般会計予算 △日程第9  議案第20号 平成6年度岡谷市国民健康保険事業特別会計予算 △日程第10 議案第21号 平成6年度岡谷市地域開発事業特別会計予算 △日程第11 議案第22号 平成6年度岡谷市公団分収造林事業特別会計予算 △日程第12 議案第23号 平成6年度岡谷市交通災害共済事業特別会計予算 △日程第13 議案第24号 平成6年度岡谷市霊園事業特別会計予算
    △日程第14 議案第25号 平成6年度岡谷市下水道事業特別会計予算 △日程第15 議案第26号 平成6年度岡谷市老人保健事業特別会計予算 △日程第16 議案第27号 平成6年度岡谷市温泉事業特別会計予算 △日程第17 議案第28号 平成6年度岡谷市市街地再開発事業特別会計予算 △日程第18 議案第29号 平成6年度岡谷市湊財産区一般会計予算 △日程第19 議案第30号 平成6年度岡谷市市立岡谷病院事業会計予算 △日程第20 議案第31号 平成6年度岡谷市健康保険岡谷塩嶺病院事業会計予算 △日程第21 議案第32号 平成6年度岡谷市水道事業会計予算 ○議長(片倉久三君) 日程第1 議案第12号から日程第21 議案第32号までの、平成6年度関係、21議案を一括議題といたします。 この議案は、それぞれの担当委員会に審査付託となっておりますので、各委員長の報告を求めます。 まず、総務委員会担当議案について、一括報告を願います。 総務委員長。         〔総務委員長 増沢千明君 登壇〕 ◆総務委員長(増沢千明君) 22番 増沢でございます。 総務委員会に付託されました議案について、去る3月16日、17日の2日間にわたり委員会を開催し、それぞれ慎重に審査を行いましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。 まず議案第12号 岡谷市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例について。審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第13号 旧林家住宅条例。貴重な文化遺産である旧林家住宅は保存と活用に努めるとともに、市民への無料公開は4月23日から27日まで行い、一般公開は5月1日から実施とし、休日は12月1日から2月末までの期間と、毎週月、木、金とするとのことでありました。将来的には、国の重要文化財指定が受けられるよう努力してまいりたいとのことでありました。 審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 続いて議案第14号 岡谷市やまびこ国際スケートセンター条例。料金については県内外の類似施設等を参考にする中で設定し、また利用時間は個人使用は午前6時から午後9時、占用使用は午前6時から午後11時までとし、できるだけ個人使用については配慮してまいりたいとのことでありました。 なお、1回券に限りアイスアリーナとの共通券を発行し、利用者の利便を図るとのことでありました。 審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第16号 岡谷市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例。審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第19号 平成6年度岡谷市一般会計予算。平成6年度一般会計予算総務委員会に付託されました部分について審査の主な点を御報告申し上げます。 まず歳出。第2款1項1目一般管理費国土利用計画策定については、新年度アンケート調査など参考にし、県との調整を行いながら素案づくりを行い、後審議会へ諮問、答申を得、12月を目標に策定してまいりたいとのことでありました。 第2款1項16目住居表示整備費長地行政協議会と積極的に話し合いを行い、地元合意を得るべく、引き続き努力をしたいとのことであり、委員会としてもなお一層の努力を要望いたしました。 第2款1項19目スケートの森整備事業費、冷凍機は10台を必要とし、これはリンク本体工事費に含まれており、整氷機2台についてはリンク用備品として購入をするとのことでありました。 第9款1項1目常備消防費救急救命士の養成については平成4年度に1名資格取得をしており、平成6年度は1名を予定している。救急救命士は当面最低4名は必要であるとのことでありました。 9款1項2目非常備消防費、消防団員の退職報償金については新年度からより一層の改善を図ったとのことでありました。 第9款1項3目消防施設費消防水利工事については防火貯水槽40t2基、これは南宮、川岸上、地上消火栓は23基の設置等を予定しているとのことでありました。 第10款1項3目教員住宅費工事請負費は外壁の防水工事、ネットフェンスの改修、その他内部の改修を予定しているとのことでありました。今後老朽化が進んでいる住宅については早期に改善、または新築をするよう要望いたしました。 第10款2項1目学校管理費、第10款3項1目学校管理費、消耗品費及び図書費の児童生徒1人当たりの予算は、小学校においては消耗品費1人 3,135円、図書費1人 956円、中学校においては消耗品費1人 3,558円、図書費1人 1,410円であり、前年に比べそれぞれ増額し配慮したとのことでありました。 学校施設の点検については毎月安全点検の日を定め、点検をしているとのことでありました。 学校施設整備については整備計画が終了したことにより、今後は維持管理に一層の配慮をするとともに、特色ある学校づくりをさらに一層推進するよう要望をいたしました。 コンピューター導入についてはモデル校として選定した北中に41台を購入し、技術家庭科を核として全教科で活用できるよう指導者の養成を含めて研究を進めてまいりたいとのことでありました。 なお、この結果を踏まえる中で他の3中学校にも設置してまいりたいとのことでありました。 第10款4項2目公民館費、公民館活動が非常に活発に行われていることを高く評価し、今後ますます生涯学習が進む中で限られた施設を有効に利用できるよう十分な配慮を要望いたしました。 また、文化ゾーンの整備については、早期かつ積極的に取り組むよう強く要望いたしました。 第10款4項3目博物館費、新年度蚕糸博物館開館30周年を記念して各種事業を実施するほか、旧林家住宅の公開を行い、製糸の歴史を広く正しく市民に理解してもらうよう努めてまいりたいとのことでありました。 審査の中では、郷土の作家の作品を博物館以外の公共施設へ展示し、広く市民に鑑賞してもらうことも必要ではないかとの意見もありました。 第10款4項6目図書館費、図書館情報ネットワークシステムは6市町村の担当者により研究協議をしながら、平成7年4月1日の開始を目指し準備を進めてまいりたいとのことでありました。 10款4項7目文化財保護費文化財保護については特に長地、山の手一帯、中屋中村には大事な文化財が埋蔵されており、今後試掘、発掘調査については住民の理解を得ながら実施し、埋蔵文化財の保護に万全を期してまいりたいとのことでありました。また、文化財の大切さを周知徹底させるために、市報、生涯学習おかやに掲載するほか、出土品の公開等により積極的に対応していきたいとのことでありました。 なお、昭和53年度に作成した文化財地図を改定し、市民及び関係機関等に周知してまいりたいとのことでありました。 第10款4項12目文化会館費管理委託料及び自主事業については資料№1 平成6年度カノラホール自主事業予定管理委託料明細をごらんください。 10款5項2目体育施設費スケート場管理業務委託料については資料№2、岡谷市やまびこ国際スケートセンター管理委託料明細をごらんください。 第10款5項5目市民体育館費体育館整備については屋根防水及び内壁補修工事であるとのことでありました。 第10款5項6目水泳プール費屋内水泳プール整備工事天窓鉄骨部改修工事をするとのことでありました。 なお、やさしいまちづくり事業については、総務委員会担当部分は湊小学校、長地小学校、西部中学校、湊公民館の、身障者用トイレの設置を予定しているとのことでありました。 続いて歳入。先行き見通せない景気の動向に加え、固定資産の評価替えと相まって、平成6年度の税収見込みは極めて慎重な見方をし、景気の動向を踏まえ、市税収入は77億5,000 万円を見込み、平成5年度最終見込み額78億 5,688万 3,000円に比較し 1.4%減、1億 688万 3,000円の減収見込みであるとのことでありました。 主要3税の現年課税分収入見込みは、個人市民税では平成5年度最終見込みに比較し0.5 %減の33億 6,105万円、法人市民税では18.2%減の6億 7,461万円、純固定資産税では 1.8%増の29億 1,633万円を見込んであるとのことでありました。 消費税相当額については、一般会計では歳入において 644万 2,000円、歳出において1億 7,980万 7,000円になるとのことでありました。資料№3、一般会計における消費税相当額に関する調べを御参照ください。基金については資料№4、基金調書をごらんください。 第1条第1表歳入歳出予算中、第2条第2表債務負担行為中及び第3条第3表地方債中の各担当部分、第4条、第5条においては、別段異議ありませんでした。 以上、総務委員会に付託された部分については、不況が続き税収が厳しい中、文化、スポーツ、学校施設等への市民要望に十分配慮されて10.8%増の積極的予算を編成したことを高く評価するものである。予算執行に当たってはより一層市民要望にこたえ、効果的な運用をするとともに、市任せではなく、市民にも協力していただき、個性と活力のある魅力あふれる岡谷市になるよう期待し賛成するとの意見がありました。 一方、国の予算編成がおくれる中で、予算編成に当たられた職員の努力に感謝するとともに、学校教育、社会教育、社会体育等の整備など一定の前進を評価しつつも、社会教育、生涯学習など取り残されていること。基金の問題では大型事業を重視し、市民のささやかな要望に対してこたえていないこと。消費税が算入されていること。固定資産の評価替えに伴う増税。また市長の政治姿勢を通じ全面的に賛成するというわけにはいかないとの意見もありました。 審査の結果、賛成多数で原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第29号 平成6年度岡谷市湊財産区一般会計予算。審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(片倉久三君) 次に、社会委員会担当議案について一括報告を願います。 社会委員長。         〔社会委員長 山田拓男君 登壇〕 ◆社会委員長(山田拓男君) 25番 山田拓男です。 社会委員会に付託されました議案について、去る3月16日、17日の2日間にわたり委員会を開催して、それぞれ慎重に審査を行いましたので、その経過並びに結果について御報告を申し上げます。 まず議案第15号 岡谷市真徳寮使用条例を廃止する条例については、審査の結果、原案どおり可決するものと決定をいたしました。 議案第19号 平成6年度岡谷市一般会計予算であります。 平成6年度岡谷市一般会計予算社会委員会に付託された部分について審査の主な点を御報告申し上げます。前年度との比較では、歳出では民生部関係予算で15億 9,624万8,000 円で、前年度比1億 972万 6,000円、 7.4%の増となるものであります。福祉部関係では33億 7,236万 8,000円で、前年比では7億 1,695万 7,000円で27%の増となっています。 第1に新規の事業は何か。 1つは健康福祉施設の建設事業であります。6億 5,261万 5,000円。 2つに施設入浴サービス事業であります。925 万 3,000円であります。 3つ目に、ふれあいのまちづくり事業 455万 6,000円であります。 4つ目に成田保育園の未満児室の改修工事に 120万円を充てるというものであります。 5つ目には、精神薄弱者等通所通園補助金で46万 2,000円等が新規事業だというものであります。 そこで2番目に、増額された事業並びに継続事業の主なものは何か。 1つは、老人保護費で施設人員を9人ふやして4億 6,557万 7,000円。 2つ目には、総務委員長も触れました地域福祉推進事業のやさしいまちづくりであります。ことしは 4,613万円、保育園、小・中学校の身体障害者トイレ設置のものであります。 3つ目には、老人・障害者(児)ホームヘルプ事業であります。3,521 万 1,000円であります。 4つ目には、デイサービスセンター運営費事業で 3,137万 1,000円であります。 5つ目には、寝たきり老人等家庭介護者の慰労金が 1,606万円。 6つ目には、身体障害者の補装具の給付事業に 821万 6,000円であります。 7番目には、注目の最終処分場の整備の事業のために 700万円。 8つ目には、身体障害者等共同作業訓練事業に 626万円。 9つ目には、精神障害者社会復帰訓練事業補助金として 504万円。 10番目には、老人の短期入所運営等の事業に 399万 9,000円。 11番目には、身体障害者日常生活用具の給付事業に 308万 2,000円であります。 12番目には、在宅重度心身障害者の介護者の慰労金を 302万円であります。 13番目には、身体障害者住宅整備事業補助金 300万円であります。 14番目には、公衆浴場経営活性化の補助金に 270万円。 15番目には、寝たきり老人の住宅等整備事業の補助金 210万円。 16番目には、寝たきり老人日常生活用具給付等の事業に 123万 2,000円であります。  100万円以上のものを挙げてみましたけれども、以上の点が増額されたものであります。 さて3番目に、社会委員会における質疑の主な内容についてを御報告申し上げたいと思います。 1つは、健康福祉施設についてであります。3月末に実施計画ができ、完成を平成7年7月をめどとして、新年度は本体建設工事、道路工事、温泉引き込み工事等で6億 5,261万 5,000円を行い、財源は市債で4億 8,940万円、基金の繰り入れを1億円、一般財源では 6,321万 5,000円であり、委員会としては1日も早く立派な施設ができるよう要望を申し上げたところであります。 2つ目には、やさしいまちづくり事業は新年度財源は市債で 3,450万円、一般財源は1,163 万円であり、2年間の実績見込みと新年度の内容については、お示ししました社会委員長報告№1に出ておりますのでとくとごらんをいただきたいと思います。 3番目に、老人福祉についてであります。本会議から出された老人福祉の増の主なものは何かとの質疑に対し、前年より 6,110万 5,000円の増で、老人施設措置人員9人分の増と施設入浴サービス事業--これは社会福祉協議会へ委託する--が主であるが、それぞれの事業に対しても精査して予算を計上したとのことでありました。 委員会から質問がありまして、寝たきり老人、ひとり暮らし老人、痴呆性老人の現状について質問がありました。寝たきり老人はただいま 198人、ひとり暮らし老人は 651人、痴呆性老人は23人であるとの報告がありました。 それでは老人施設入所の実態はどうかという質問に対して、養護老人ホーム4つの施設に58人、特別養護老人ホームには9つの施設に 103人。合わせて13施設に 161人とのことでありました。また待機者は現在、養護老人ホームで8人、特別養護老人ホームで33人とのことでありました。委員会はこの解消を図るために公的な施設を広域で実現するよう当局に強く要望した次第であります。 4つ目にはごみ問題についてであります。 その1つは統一袋、記名収集方法の実施で、ごみ減量はどうかとの質疑に対し、当局では現在--これは2月末をデータにしておりますけれども--可燃物で約22%、不燃物で約48%と大幅に減少したが、これは長引く不況の影響もあるが、粗大ごみの有料回収や資源物分別回収の実績の向上等、市民間にごみ減量や資源の有効利用、環境問題等の意識の高まりや、市民の協力が得られたことだと報告されております。この事業に対して忘れてならないことは、衛生自治会の熱心な取り組みがあったことが大きいと報告がありました。また、これにより職員2名の減、収集車1台を休車させる予算にしたとのことでありました。 2つ目には、最終処分場のゴムシート張りかえ工事を引き続きことしも行い延命化を図ってまいりたいとのことでありました。 委員から、ごみ減量に協力した成果を評価した上で、統一袋の氏名の記入はやめたらどうかという質疑に対して、当局は市民の協力で大きな成果は上がったがまだ 100%というわけにはいかない。自分で出したごみは自分で責任を負うという立場から、6年度も記名に御協力をいただきたいという報告でありました。 さらに委員会では、朝日新聞、サンケイ新聞の主張に載ったあの東京ごみ戦争のときに岡谷市の取り組みが全国に主張として報告されました。市民懇談会を新年度も衛生自治会の協力をいただきながらごみ問題の第2段の市民討議を起こして、一層ごみの減量に努力したらどうかという要望もつけ加えた次第であります。 5つ目には、部落解放同盟中南信地区協議会補助金についてであります。平成5年度はまだ予算が執行していないとのことであり、また新年度予算計上したことについては事業が継続しているので見込み計上したものだとの報告がありました。これに対して、たとえ4万 5,000円でも予算計上をしたことはどうかという意見も出されたのであります。 6つ、保育料についてです。本会議から付託された保育料の問題については、岡谷市は国の基準の1年おくれを実施しており、平均の2.76%のアップになります。保育にかかわる費用のうち公費負担金として国が 8.1%、県が 4.1%、市が 4.1%、保育料では41.2%であります。市が42.5%、このうち33%が超過負担分として資料提出されているところであります。市の持ち出しも少なくないので、値下げ、据え置きはできないとのことでありました。 7番目に、超過負担、消費税についてであります。超過負担は国民年金事務に 551万2,000 円、これは対象差であります。デイサービスセンターでは運営費で 654万 2,000円、これは単価差であります。児童措置費では2億 8,604万 5,000円、これは単価差、数量差であり、合わせて2億 9,809万 9,000円になるとのことでありました。 消費税は歳入で、民生部で 149万 3,000円、福祉部で1万 5,000円、合計で 150万8,000 円とのことでありました。これに対して委員会は、超過負担の解消に努めるよう要望いたしました。 第1条第1表歳入歳出予算中、第2条第2表債務負担行為中、第3条第3表地方債中、各担当部分については、異議ございませんでした。 以上、審査の結果、陳情、一般質問、委員会の先進地視察、民生懇談会を通した市民要望が盛られた予算であるので、原案どおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第20号 平成6年度岡谷市国民健康保険事業特別会計予算、歳入歳出で22億 7,100万円は、前年度より 6,410万円、 2.9%の増であります。これは老人保健の拠出金の増が主なものであるとのことでありました。 ヘルスパイオニアタウン事業は 800万 4,000円を計上し、平成6年度から平成7年度にかけて第2次分の事業として開始するとのことであり、これは健康展、健康カレンダー、人間ドックの助成、大腸がん検診、またはエイズ対策事業にも 200万円を新規に計上したとのことであります。 4月1日の診療報酬の引き上げ 3.3%、国保会計にどう影響するかとの質疑に対し、医療費は1人約 5,000円の影響を見込んでいるとのことでありました。 また、被保険者の個人負担では約 1,500円程度の負担増になるのではないかという報告を受けました。 当局では、国保税を引き上げることも引き下げることも極めて困難の中で、不況による所得の落ち込み等もあり大変厳しいが、収納率も98%現年分を見込み、健康づくり事業も一定の成果を上げている中で一層充実させ、会計の全きを期していきたいとの表明がありました。 平成5年度の収支見込みはどうかとの質疑に対して、単年度では赤字になっても、平成4年度からの繰り越しがあり、黒字になるのではないかとの報告がございました。 この会計の消費税算入額は支出で99万 8,000円であり、超過負担は数量差で25万 5,000円であるとのことが報告されました。 委員会は引き続き市民負担の軽減を図る立場から、1つは国庫負担率の復元、2つは国の超過負担の解消、3、県費補助金の確保、4つ、市民の健康づくりの一層の促進と医療費の抑制を強く要望したところであります。 以上、審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第▼23号▼ 平成6年度岡谷市交通災害共済事業特別会計予算、議案第24号 平成6年度岡谷市霊園事業特別会計予算、議案第26号 平成6年度岡谷市老人保健事業特別会計、以上3議案について審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第30号 平成6年度岡谷市市立岡谷病院事業会計予算。入院患者で9万 8,550人、外来患者で20万 1,280人を見込んだ予算であるとのことであり、質疑の主な点について御報告したいと思います。 1つは、医療費改定と病院をめぐる諸情勢についてであります。 1は、平成5年度の岡谷病院の状況はどうかという質疑に対して、総合病院の使命を果たすため病院を挙げて努力してまいりましたが大変厳しい内容が予想されるとのことでありました。 2つ目には、医療費改定の影響については4月1日実施の診療報酬は 3.3%の引き上げになるが、薬価基準の引き下げが 2.1%であり、実質的には 1.2%の引き上げとなり極めて厳しい改定であるとのことでありました。 また10月にも改定が予想されており、入院患者給食が1日 800円の患者負担となるのも含まれている改定内容であるとのことでありました。委員会の中で、この病院給食の保険外しに反対する意見書を社会委員会関係議員で提出していこうということが話し合われました。 2番、医療スタッフの確保について。 1、医師の確保についてはこの3月、外科医が定年退職になるが、国立長野病院から外科医長を務めた医師が来ることになり、また内科医師が1名、麻酔科の医師が1名の増員を予定し、33名を確保したとのことでありました。 2つには、看護婦については予算の定数は 140名ですが、今年度中の退職者は16名ありまして、学院の新卒者15名を確保し、また他にも確保して、パート看護婦も26名を確保して看護の全きを期してまいりたいとのことでありました。 3、新年度岡谷病院の特色は何か。 1つは高額医療機器の整備についてであります。医療スタッフの充実と最新の医療機器の整備をもって医療需要にこたえるため1億円を計上したと。X線骨密度の測定装置一式と、X線テレビ装置一式などを購入したいとのことでありました。 2つには、施設整備として2億 5,698万 8,000円を計上し、前年度に引き続き南病棟にパッケージ型の自動消火設備設置工事を予定し、また人間ドックを開設するため北3病棟と北5病棟の病歴カルテ保存庫を改造し、10ベッドを用意していくとのことでありました。これによりなくなる病歴カルテ保存庫も建設していくとのことでありました。 4、消費税の内訳についてです。歳入では 358万 4,000円。支出で 6,470万 6,000円。税務署に払う予定の消費税で 216万円になるとのことでありました。 委員会としては、国、県に対して自治体病院の補助制度の確立を市長会や自治体病院協議会等を通じて強力に運動をされることを要望し、開設者市側に対しては市民病院充実のため引き続き財政的な支援を強めるよう強く強く要望をいたしました。 以上、審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第31号 平成6年度岡谷市健康保険岡谷塩嶺病院事業会計です。 心疾患系統の基幹病院として6年目の予算であり、平成4年度決算でようやく黒字に転換し、平成5年度も一定の方向が出るものと見込んでいるとの報告がありました。 1つは患者確保についてであります。 新年度入院患者を6万 590人、外来患者で7万 1,550人を予定し、市の郊外に位置し、営業バス路線も塩尻駅から2往復を除き廃止されてしまいました。院内バスを1日8往復させ特別の宣伝もできないので、親切・誠実な診療を通して着実に患者確保をしてまいりたいとのことでありました。 2番目に、医師、看護婦等の医療スタッフの確保について。 1、医師は定数16名を確保し、2つ目は看護婦は予定数96名中3月末で10名の退職者があるが、学院の新卒9名を確保し、パート15名を確保して看護の全きを期してまいりたいとのことでありました。3つ、薬剤師は若干の増員もしたいとのことであり、4番目に臨床工学技師、理学療法士各1名を確保してまいりたいとのことでありました。 3、高額医療機器の整備について。3,000 万円の予算を計上して全自動電気永動装置、血液透析装置等の購入を予定しているとのことでありました。 4、新年度国からの補助は予定しているかとの質疑に対し、平成4年度8品の機器7,200 万円、平成5年度に16品の機器 7,900万円と、病棟改修に約3億円を国からいただいており、新年度はまだ国の予定はわからないとのことでありました。 5番、消費税の内訳は歳入で 779万 7,000円。歳出で 4,193万 7,000円。支払い消費税で 311万 9,000円になるとのことでありました。 委員会としては、市側に対して引き続いて財政的な支援を強めてもらうよう要望をいたしました。 以上、審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定をいたしました。 以上であります。         (「議長、議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 議事進行について、林光一君。 ◆10番(林光一君) ただいまの社会委員長の報告の中で、議案第23号のところで議案第28号というように言ったように聞き取れましたけれども、議長において精査の上、もし間違っていましたら23号というように訂正をしていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(片倉久三君) 林光一君の議事進行につきましては議事録を精査し、もし間違いであれば訂正しておきます。 次に、経済建設委員会担当議案について一括報告を願います。 経済建設委員長。         〔経済建設委員長 山田一久君 登壇〕 ◆経済建設委員長(山田一久君) 12番 山田一久です。 経済建設委員会に付託されました議案について、去る3月16日、17日の2日間にわたり委員会を開催し、それぞれ慎重に審査を行いましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。 議案第17号 平成6年度市営土地改良事業に要する経費について、議案第18号 平成6年度市営林道事業に要する経費について、以上2議案については審査の結果、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第19号 平成6年度岡谷市一般会計予算中経済建設委員会に付託されました部分について、審査の主な点を御報告申し上げます。 歳出。第2款1項9目財産管理費、工業技術振興基金積立金、当該基金については積み立て目標額を10億円とし、5億円を予定しており、新年度も利子を含め 5,732万 2,000円の積み立てをしてまいりたいとのことでありました。 第2款1項10目市有林管理費、市有林の管理、整備事業を実施するための計上であり、高齢化の進む直営作業員による事業遂行だけでなく、その一部を森林組合にも委託し、維持管理に万全を期してまいりたいとのことでありました。 第5款1項1目労政費、新年度設立予定の財団法人岡谷市勤労者福祉サービスセンターについては一層の充実を目指し、地域の発展に貢献するため5つの柱を立て、また広域化も図ってまいりたいとのことでありました。 第5款1項2目雇用促進対策費、長引く不況の中で、今まで若年労働力の確保が困難だった中小零細企業の確保対策に重点を置くとともに、今後の企業発展には欠かせない優秀な若年労働力を確保するため、関係団体等と連携をとりながらきめ細かい雇用促進対策事業に取り組んでまいりたいとのことでありました。 第5款1項3目勤労会館費、4目勤労青少年ホーム費。勤労青少年の憩いの場、あるいは交流研修の場として重要な役割を担うこれらの施設については、さらに一層の利用促進に努められるとのことでありました。 第6款1項1目農業委員会費、農業事情の改善を図るため、先進地の研修をしてまいりたいとのことでありました。 第6款1項2目農業総務費、環境の変化が進みつつある樋沢地区の農業を、新たな活性化に向けて地権者とともに研究を重ねてまいりたいとのことでありました。 第6款1項3目農業振興費、平成5年度は全国的な冷害に見舞われ、当岡谷市の米作は40年ぶりの凶作となり、作況指数は75.5であるとのことでありました。このため▼3▼割以上の被害を受けた水田面積は約24haに及び、これに対し農業共済制度を適用されたとのことでありました。 米の転作の法的根拠及びペナルティーについては、法的根拠はなく、農家の理解と協力を求めて行っているとのことでありました。ペナルティーは聞いていないとのことでありましたが、補助金については転作達成団体には優先的に配慮されるものがあるとのことでありました。 米の必要量については、一部には買いだめ等による問題はあるが、食糧事務所によると昨年と同量の供給をしているとのことでありました。 また、輸入米の安全性については、国において検査を実施しており、食品衛生法上問題はないとのことでありました。 新年度においてはこの地に合った水稲種子の確保への補助を引き続き行うとのことでありました。 農業振興については、継続して土づくり対策、園芸振興対策等の事業を進めるとともに、花き産業の活性化等地域農業の振興を図ってまいるとのことでありました。 水産振興事業については、経済団体である諏訪湖漁協の最大の事業であるワカサギ卵の放流事業に対し、従来と同額の助成を行うとのことでありました。 なお、米に対する市民不安を解消するため、米の安定供給に向けて努力されるよう要望もありました。 第6款1項6目水田営農活性化対策費、米の生産調整については平成5年度より新たに始まった水田営農活性化対策の2年目に入り、新年度も農家の理解と協力を得て農協と関係機関とともに進めてまいりたいとのことでありました。 第6款2項2目林業振興費、林業の担い手の減少や高齢化等もあり、林業を取り巻く環境は厳しい状況にあるが、水源涵養としての森林の重要性等も考慮し、森林生産基盤の確立、除伐、間伐等保育事業の促進を図るための林道新設・改良事業等を実施してまいりたいとのことでありました。 第7款1項2目商工業振興費、商業振興については商店街振興・近代化対策、商業イベント事業等の推進により、魅力ある商店街づくりを目指し、活性化のための事業を進めてまいりたいとのことでありました。特に、商店街活性化事業では都心地区開発事業の推進と、商業者みずからが行う活性化事業に対し積極的に支援し、早期実現に向けて努力してまいりたいとのことでありました。 工業振興については、急速な技術革新と国際化の進展により、親企業が海外に進出し、この地域でもその対応が難しくなってきている。このような状況下において市内企業の多くは外注協力企業としての存立基盤が揺らぎ、企業・地域としても構造転換を求められており、このため岡谷市工業の活性化対策は平成5年度策定中の岡谷市工業活性化計画の啓発・普及に努め、市内企業者が一致した現状認識に立った危機意識を持ち、その対応に意欲的に取り組める環境づくりを支援する、工業活性化推進事業を進めてまいりたいとのことでありました。 技術振興対策では、新規にFA技術導入研究事業、岡谷ハイテクプラザ事業を新設するとともに、新技術・新製品開発助成事業・産学共同技術開発助成事業等を引き続き行い、先端技術の導入、既存技術の高度化、新技術・新製品開発に対し積極的に支援をしてまいりたいとのことでありました。 市外に進出を予定している企業は23社あり、機能別の内訳は営業拠点41.2%、工場35.3%、企画開発拠点11.8%、情報収集拠点 5.9%、その他 5.8%であるとのことでありました。 また、海外に進出を予定している企業は33社で、このうち既に13社は進出しており、他の20社については従業員数別では10人以下が4社、11人から30人が6社、31人から50人が3社、51人から 100人が5社、 101人以上が2社であり、市外、海外進出とも一部の機能の進出を予定しているとのことでありました。 戦後最長にわたる長期不況の中で、市内の中小零細企業にとって厳しい経営状況が続いております。経営基盤の確立、企業体質の強化及び活性化に向けてなお一層積極的な行政支援を要望する意見もありました。 第7款1項3目中小企業金融費、先行き不透明な経済状況の中で市内中小企業への金融支援のため、市制度資金は昨年同額の11億 5,000万円を予定し、金利引き下げ等きめ細かな支援を行い、中小企業の振興に努力してまいりたいとのことでありました。資料№1、平成6年度岡谷市制度資金融資あっせん目標額を参照してください。 第7款1項7目観光費、観光行事としては岡谷太鼓祭りは25周年の節目の年であり、各種イベントを積極的に開催するとともに、誘客宣伝事業にも取り組んでいくとのことでありました。 第8款2項2目道路維持費、月2回の道路パトロールの実施、特に冬期の融雪除雪等の道路対策については、市民の安全と交通の確保等、市民の協力を得ながら対処してまいりたいとのことでありました。 第8款2項3目道路新設改良費、第2次道路整備4カ年計画が終了し、一定の成果を得たことにより、新年度は生活に密着した市民要望の強い道路整備事業をより一層きめ細やかに対応してまいりたいとのことでありました。 また、湖畔パークウエイ事業は、継続して実施してまいるとのことでありました。 第8款2項5目橋梁新設改良費、天竜川の両岸を結ぶ竜上橋と捷径橋のかけかえ事業を引き続き実施するとのことでありました。 第8款3項1目河川改修費、災害防止を図るため護美沢川、原沢川等の改修を行うとともに、横河川ラブリバー事業については親しみと潤いのある河川にするため県とタイアップして、親水護岸、多目的広場、遊歩道等の整備を進めてまいりたいとのことでありました。 第8款4項2目街路事業費、中心市街地と岡谷インターを結ぶ南北幹線道路としての丸山橋及び東部地域幹線道路としての東堀線について、用地買収、家屋移転、道路築造等の事業を、国、県との連携を密にして推進を図ってまいりたいとのことでありました。 第8款4項3目地域開発費、鉄道高架事業については平成8年4月の高架切りかえを目指して事業の促進を図りたいとのことでありました。 湖畔若宮地区の土地区画整理事業については、引き続き地元関係者との合意形成に努めてまいりたいとのことでありました。 第8款4項4目区画整理事業費、長地山の手土地区画整理事業については、家屋移転や造成工事等本格的な事業の推進に向けて積極的に支援をしてまいりたいとのことでありました。 また、横川・上小井川土地区画整理事業は、都市基盤整備に向け地元関係者との合意形成に努めてまいりたいとのことでありました。 第8款4項6目公園費、湖畔公園整備事業については前年度に引き続き釜口水門から塚間川までの「いこいとやすらぎのゾーン」及び湖畔パークウエイの整備を進め、湖上噴水を含む「希望の広場」は7月末オープンを目指して整備を図ってまいりたいとのことでありました。 第8款4項7目都心地区開発事業費、中央通り1~2丁目プロムナードの整備事業については、事業認可、用地買収及び建物補償等を進めてまいりたいとのことでありました。駅南地区は関係者の合意を得て仮換地指定を行い、建物移転補償、宅地造成等に入ってまいりたいとのことでありました。 第8款4項9目新都市開発事業費、本事業につきましては引き続き地元関係者との合意形成に努めながら、本格化に向けて高等教育機関誘致調査を実施してまいりたいとのことでありました。 第8款4項10目緑のまちづくり事業費、緑化事業の推進については市民の合意と協力が欠かせないものであり、そのためにはまず公共施設の緑化を進める必要があり、圃場を確保し、養生育成、創出を柱に圃場整備、街路樹の補植、土壌改良等を振興公社に委託するなど、積極的に推進を図ってまいりたいとのことでありました。 第8款5項1目住宅管理費、高尾T団地の外壁改修工事、上ノ原団地の屋根塗装、小萩K団地水道メーター取りかえ工事等を実施し、適切な維持管理に努めてまいりたいとのことでありました。 消費税相当額について経済建設委員会担当部分は、一般会計予算中歳入では 115万8,000 円、歳出では 3,708万 6,000円が算入されているとのことでありました。 歳入及び第1条第1表歳入歳出予算中、第3条第3表地方債中、各担当部分については、別段異議ありませんでした。 以上、経済建設委員会に付託されました部分については積極的な予算であり、市民要望にも可能な限り配慮されており賛成であるとの意見がありました。 一方、市民要望に配慮され評価する部分もあるが、歳入に消費税が算入されていることから賛成できないとの意見がありました。 審査の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第21号 平成6年度岡谷市地域開発事業特別会計予算。本年度は開発事業等に関連する公共代替地の取得を行うとともに、宅地造成の適地調査を進めてまいりたいとのことでありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第22号 平成6年度岡谷市公団分収造林事業特別会計予算、議案第25号 平成6年度岡谷市下水道事業特別会計予算、議案第27号 平成6年度岡谷市温泉事業特別会計予算、以上3議案については、審査の結果、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第28号 平成6年度岡谷市市街地再開発事業特別会計予算。本年度は事業計画決定を行い、施設、建物の実施設計や地区外転出者への対応等積極的に事業を進めてまいりたいとのことでありました。 なお、関係者の合意形成に向けより一層努力されるよう要望もありました。 審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 議案第32号 平成6年度岡谷市水道事業会計予算。歳入で消費税が算入されていることから、賛成できないとの意見がありました。 審査の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、経済建設委員会に付託されました議案の審査内容についての御報告を申し上げました。終わります。 ○議長(片倉久三君) この際、暫時休憩いたします。         午前10時47分 休憩         -----------------         午前11時00分 再開 ○議長(片倉久三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。         (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 山田一久君。 ◆12番(山田一久君) 12番 山田一久です。 先ほどの委員長報告に対しまして訂正を申し上げたいと思いますので、お願いをいたします。 先ほどの話の中の第6款1項3目農業振興費の中で、平成5年度は全国的な冷害に見舞われ、当岡谷市の米作は40年ぶりの凶作となり、作況指数は75.5であるとのことでありました。その次でございますが、このため「4割」以上と申し上げましたけれども、「3割」以上に御訂正をお願いいたします。 以上です。 ○議長(片倉久三君) 進行いたします。 平成6年度関係議案の各委員長報告に対し、これより1件ずつ審議採決を行います。 まず議案第12号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。 片倉万吉君。 ◆24番(片倉万吉君) 24番。 時間短縮について2~3お尋ねをいたします。 この条例によると42時間から40時間に短縮になりますけれども、これによって年間の就労時間はどのくらいになるかということと、それから勤務状況を見ると非常に大変な課もあって、特に開発関係の皆さんは日曜出勤やら、あるいは時間後の勤務、地域の折衝等当たられて勤務時間が相当オーバーするのではないかというわけですけれども、それらにおける現況と、それに対する市の対応というようなことをお願いしたい。 それから、年休は職員1人頭平均してどのくらいの年休がとれるかということと、実際どの程度の年休を皆さんが休まれているかというような実態からして、この40時間の時間短縮との関連ではどういう状態になるか。その辺が審議が及んでいたらお知らせをいただきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 総務委員長。 ◆総務委員長(増沢千明君) 22番 増沢です。 お答えいたします。 まず1問目の42時間から40時間になるということでございますけれども、委員会ではこの条例は従来からもう40時間は既に実施されてきていたと。したがって、これが規則から条例に条例化するものであって、40時間、現在ですけれども年間52週、 2,080時間、これが40時間でございます。 ちなみに、今お話のありました42時間の場合どうかということですが、42時間の場合は年間 2,184時間です。したがって、ほぼ 100時間近く短縮される、そういうことになろうかと思います。 それから、いわゆる御指摘の開発部の勤務状況が日曜出勤並びに住民との話し合い等で夜間にわたるという、それに対する対応でございますけれども、委員会で林委員よりこの点について発言がありました。それにつきましては現状は十分認識している中で、努めてその時間については年次休暇並びに代休をとっていただくように努力していると。短縮には意を配さなければならないけれども、対住民との対話等で開発部の職員のみではないと思いますけれども、対話等で精神的にも肉体的にもよほど大変だろうと、人員配置等ができないかと、そういうものに対して配慮を要望するというような御意見もございましたけれども、これらについて直ちに人員配置ということは考えてはいないようですが、先ほど申し上げましたように努めて年次、代休等でもって対応をしていきたいと、それらの改善についても今後十分努力していくとのことでございました。 なお、年休の消化率といいますか、現在は大体職員全体で 6.6日だそうでございます。それぞれの課だとか個人についての審議には及んでいません。全体で年次休暇 6.6日。これらをとっていわゆる超勤の対応をしていっていただきたいと、そのような審議の御返事であり、そのような審議の内容でございました。 以上でございます。 ○議長(片倉久三君) よろしいですか。 ほかにございませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第12号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第13号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第13号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第14号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第14号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第15号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第15号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第15号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第16号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第16号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第17号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第17号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第18号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第18号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第19号 平成6年度岡谷市一般会計予算の審議に入ります。 まず歳出から4款ずつに分けて質疑を行います。 それでは、第1款議会費から第4款衛生費までについて質疑を行います。 質疑はありませんか。--進行いたします。 次に第5款労働費から第8款土木費までについて質疑を行います。 質疑はありませんか。 堀内一光君。 ◆26番(堀内一光君) 26番 堀内です。 先ほど委員長さんが財団法人勤労者福祉サービスセンターのところで5つの柱をもってこれを進めるというふうに報告がありましたけれども、この5つの柱というものはどういうものであるか、委員長報告になかったのでお聞かせを願いたいと思います。 それから、付託前にお願いをしておきました水産振興費の中で、十分な審議をしていただきたいというお話をお願いをしておきましたが、諏訪湖漁協のワカサギの放流事業、これは従来どおりの補助で続けるという一言のあれでありましたけれども、ここの岡谷市第2次基本計画を見ますと3つの施策が盛られているわけです。 その1つは人工放流事業によるものですけれども、あとの2の事業が非常に重要で、今諏訪湖の持っている水産業としての機能が十分に図れるような形にあるわけですが、こういう部分については全然報告がなかったわけですけれども、水産事業としては、振興事業としてはワカサギの放流だけでいいのかどうか、この点を1つお伺いしたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 経済建設委員長。 ◆経済建設委員長(山田一久君) 12番 山田一久です。 堀内議員から御質問をいただきました、財団法人岡谷市勤労者福祉サービスセンターにつきまして、5つの柱ということでございます。この5つの柱につきましては、1つといたしまして、在職中の生活安定事業、こういうことが第1点でございます。第2点といたしましては、健康維持増進事業が第2点になるわけでございます。第3点といたしましては、老後の生活安定事業、これが3点です。4点目といたしましては自己啓発、余暇活用事業、これが4点目でございます。5点目といたしましては、財産形成事業、これが5点目でございます。これが最初にいただきました問題の回答ということになるわけでございます。 2番目にいただきました水産事業振興費の中のワカサギの放流の問題というような御質問があったわけでございますが、これにつきましては漁協との関係もあるわけでございますけれども、えさの汚染というような問題もあろうかと思いますが、現在ワカサギを主体としての放流、こういうことになっているわけでございまして、各関係する市町村、また県からの補助というふうなものもその意を体しましての補助、こんなことになっているわけでございます。そんなことでございますので、御理解をいただきたいということであります。 以上です。 ○議長(片倉久三君) よろしいですか。堀内一光君。 ◆26番(堀内一光君) 勤労者福祉サービスセンターについてはわかりました。 諏訪湖漁協については、これは岡谷市の要するに市民憲章にもあるとおり、資源は緑の山と湖でありますから、それを大事に、やっぱり産業というものを発展させていかなければいけないということでこの後期基本計画にもきちっとのっているわけです。1つは今人工稚魚のワカサギ放流で結構ですけれども、あとの2つについても余りどうも審議をされていないようですから、ぜひひとつまた次の機会のときに担当委員会で十分にこの問題について検討されるよう要望しておきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--進行いたします。 次に、第9款消防費から第14款予備費までについて質疑を行います。 質疑はありませんか。--進行いたします。 次に、歳入全般と薄い方の予算書について質疑を行います。 質疑はありませんか。--これにて質疑を終結いたします。 引き続いて討論に入ります。 何か御意見はありませんか。 林公敏君。 ◆19番(林公敏君) 19番 林公敏です。 市民クラブを代表いたしまして、意見を述べさせていただきます。 厳しい中にも積極的な予算編成を評価して、重点施策を中心に意見を述べさせていただきますが、市民クラブといたしましては賛成の立場で意見を述べさせていただきます。 まず最初に、都市基盤整備の推進でございますけれども、市政の最重要課題として積極的に推し進めるために市長さん初め職員の皆様方が日夜努力されている姿は、当然といいながらも御苦労様とねぎらいの言葉を述べさせていただきます。 中央市街地の開発事業は新たなるまちづくりのスタートになりますが、地権者の皆様や市民の皆様方に喜ばれるためにも慎重かつ積極的な対応を期待します。 市民の健康福祉施策について。高齢化社会に向けての積極的な対応は各所に見られ、福祉問題を中心としたやさしいまちづくりに向けて努力されていることは評価されます。しかし、新しい問題に目を奪われていて、以前からの継続されてきた事業について見落とされている問題がないか、さらなるチェックをされたいと思います。 地域福祉の根本は人材の育成です。そのためには子供のときから互譲の精神を教え、学ばせ、また親とともに実践をする、そうした土壌づくりのために努力されるよう要望いたします。 次に、やまびこスケートの森整備事業の推進。市民要望の多かったこの事業の完成オープンはスケートのまち岡谷に新たな光を与え、低迷しつつあるスケートに向け市民及び地域住民に再び目を開かせてくれるものと期待しています。国際大会や多くの大会の開催による市民参加、市民協力の面もふえてくると予想されます。ボランティアの育成に力を入れていただきたいと思います。 また、多くの議論がありましたが、毎年多額の持ち出しが予想されます。今後の施設の運用、活用の十分な取り組みを期待します。 教育文化の振興について。少資源の我が国にあって、将来世界の国々と対等に渡り合うには知的な面での活躍も重要な要因の1つとなるわけであります。そのためには努力して学ぶこと、心身ともに健康であること、豊かな教養を持つことなど、小さいときから基礎的教育が大切になります。生涯教育学習も含めてソフト面での充実を図られるよう努力されたい。 また、蚕糸博物館30周年記念事業や、旧林家のオープンは、伝統文化を伝えるものとして期待が大きいが、国際化に向けての当地への外国からの来訪者も多くなる今後に向けて、当市としての固有の文化・芸術を知っていただくための努力もされるよう希望をいたします。 商工業の振興。商業者にあっては、大型店、安売り店の影響や、消費の低迷、工業者にあっては企業の海外流出の影響など、バブル崩壊後の経済の低迷による影響は当市にとっても大きいわけです。底は見えたと言われつつも、国内政治や世界情勢は不安定な要素を抱え先行きは暗いのが今日の情勢です。そんな中で、商業においては新しいまちづくりへのスタート、工業にあっては工業活性化推進に向けてスタートなど、経済の中心となる人々の苦しみの中での立ち上がりに市として積極的に対応し、新しい時代に向けての経営基盤、企業体質の強化に支援をお願いいたします。 依存社会から自立社会へ向けての体制づくり。これはここ1両年進めてきているわけでございますけれども、高度成長時代にどっぷりとつかってしまった依存型社会からの脱皮はなかなか難しいと思います。ややもすると冷たいとか、後退とか言われる一面もあります。自立社会に向けて一層の理解を深めるとともに、市民参加のまちづくりに向けてあらゆる機会に参加できる機会をつくられるよう努められたいと思います。 歳入について。平成6年度予算歳入の厳しさを乗り越えるために、財源の重点的、効率的な配分、削減、抑制など、各所にその努力の跡が見られますが、メディア時代に向けてのファックスの活用など一例に過ぎないですが、企業から学ぶ努力や厳しさの中からの行政の変革に向けての努力をされるよう希望いたします。 また、合理化のために委託業務が年々ふえてきておりますが、そのチェック機関の充実に努められるよう希望いたします。 以上、市民クラブを代表して意見を述べさせていただきました。 ○議長(片倉久三君) 原宏君。 ◆6番(原宏君) 6番 原宏です。 議案第19号 平成6年度岡谷市一般会計予算について意見を申し上げます。 我が国経済は、景気は引き続き低迷し、個人消費や設備投資は依然として伸びず、今後の景気回復にはなお予断を許さないものがあって、税収の落ち込みによる国、地方公共団体の行財政に及ぼす影響は大きいと思われます。そのような中で、第2次総合計画の積極的推進を図る後期基本計画の2年目となる平成6年度岡谷市一般会計予算は、特にまちの中心部の再活性化と、潤い、安らぎのある交流の場づくりのための事業等を主軸として、財源の重点的、効率的配分に意を配し、行政みずからも厳しい経済環境に即応した経常経費の見直しを行いながら、時代の要請にこたえるべく、まちづくりの財源としてこれまで長期的視野に立って運用してまいられました基金の思い切った取り崩し等、今後の岡谷市の発展を展望した積極型予算編成であります。しかも、多岐にわたる市民要望に対して優先の強弱はつけながらも、バランスよく配意をされた予算でもあります。 私ども明政会は、平成6年度岡谷市予算編成の大要の中で、先行き不透明な社会、経済環境の中にあって、今このときこそこのまちに住む人がみずからの手でまちをつくり、またこのまちに住む人をお互いが支え合うことができる人にやさしいまちづくりが必要であり、そんなまちづくりに市民とともに英知を結集し先進努力してまいる決意と述べられた市長の信念を承り感激をいたしました。その政治姿勢に深く共鳴し、市民の先頭に立って御努力をいただけることに敬意と感謝を申し上げたいと思います。 しかしながら、予算執行に当たっては、厳しい時代感覚を絶えず認識されて、創意工夫をされ、むだを廃していだたくことを特にお願い申し上げ、私どももこの重大な時期に当たり市の将来のためにも全力を尽くすことを申し上げ、本案に賛成をいたしたいと思います。 以上です。 ○議長(片倉久三君) 林光一君。 ◆10番(林光一君) 10番 林光一です。 議案第19号 平成6年度岡谷市一般会計予算について意見を申し上げます。 平成6年度は後期基本計画の具体化の年と位置づけられており、21世紀を展望した将来都市像の実現のため、まちづくりの基幹となる都市基盤整備を市政の最重要課題として積極的に推進されることは理解するところであります。 しかしながら、そのために市民生活に直結した福祉施策、あるいは教育文化等をおろそかにすることはあってはならないと思います。その点、本予算においては市民福祉の増進を図るため各種施策の展開、あるいは教育文化の振興への配慮とか、産業の振興等についても財源の重点的、効率的配分がされ、市政発展に積極的に対応した予算編成をされたことは評価されます。不況の長期化による市税の落ち込みが予測される厳しい経済環境にもかかわらず、積極的な予算編成に取り組みをされた理事者を初め全職員の皆さんの御苦労に対し敬意を表するものであります。 最近の識者の意見にもあるとおり、当面景気の回復は見込めないという厳しい見通しの中での予算執行は、大変ではありますが、温かい心で交わり、人間尊重のまちをつくることを目指して、先日述べられたごとく新しい時代にふさわしい心の豊かさと温かさが感じられるふるさとを築くため、市民とともに英知を結集して努力されることを切に願いながら、我が公明党議員団は本議案に賛成するものであります。 以上。 ○議長(片倉久三君) 片倉万吉君。 ◆24番(片倉万吉君) 24番 片倉万吉です。 平成6年度岡谷市一般会計予算について意見を述べます。 まず予算編成に当たって全職員の皆さんの努力に敬意を表したいと思います。昨年8月に発足した細川第2自民党連立政府は、半年の間に小選挙区制や政党公費助成の導入、米自由化、大企業本位の公共投資、年金の大改悪、病院給食の大幅な値上げ--これは昨日閣議決定されました--、私学助成の大幅カットなど、相次いで強行し、さらに財政対策を名目に消費税の大幅引上げを公然とプログラムにのせ、以前の自民党政権さえやれなかった国民いじめ、民主主義破壊の悪政をしゃにむに推し進めていることは許されません。これも大臣のいすほしさで、国民の要望とみずからの公約をかなぐり捨てた社会党、公明党に大きな責任があることを明らかにしておきたいと思います。 この3月議会中、米が店頭になく、この危機はなぜ起こったのか、農民に減反を押しつけ、米の備蓄を怠った結果であります。米自由化反対の3度の国会決議と、昨年7月の選挙公約を破っている細川政権と、その与党と自民党に重大な責任があります。消費税値上げも公約違反であります。日本共産党は公約実現を目指して、この3月議会を県会、国会と結んで、国民、市民の要望実現のために奮闘してまいりました。 さらにまた、細川首相と連立与党幹部が国民の不況、冷害、福祉後退の苦しみの根源をあいまいにして、ソ連は崩壊した、保守も革新もない、みんな仲よくやろう、冷戦終結、保革対立消滅論を売り物に幻想をかき立てて、その悪政強行は許されないことを指摘しておきたいと思います。そして自治体が不況に伴う税収不足に加え、細川政権が国民の財源対策、不況対策を名目に、自治体に過去最高の借金を負わせるやり方は許せないと思います。福祉、教育などの分野でも、国庫補助金を削減し、地方自治体に地方債として借入金を増大させ、それを補てんするために本来一般財源であるべき地方交付税で充当させるなど、地方自治体固有の財源を変質させるやり方は許されないし、これを受け入れてはならないというふうに思います。 予算の問題点では、第1に、十分市民要望が満たされないまま大きな基金を積み立てて大型開発事業にその基金を取り崩した、大型予算のかげに積み残された問題はないだろうか。1つには、保育料を平均2.76%引き上げは少子化の中で引き下げ、据え置きはできなかっただろうか。2番は、社会教育、生涯教育の施設整備計画が取り残されております。さらに市民要望である年金者の生存証明の無料化がなぜできなかったのか。 大きな2番としては、固定資産改定、これは将来にわたって大増税に道を開くものであり、初年度では約 5,000万円余の引き上げの市民負担を強いるものでありまして、反対をしたいと思います。 3番目に、部落解放同盟中南信地区協議会への補助金4万 5,000円見込み計上は不当なものだというふうに思います。 4番目に、バブル時代の計画である新都市開発計画は見直してはどうかという提言であります。ゼネコン優先による大企業公共事業でなく、市民本位の公共投資に切りかえるという観点であります。 5、天皇を賛美する名目と宣伝の湖畔公園の記念事業は問題だと思います。憲法の上から、主権在民の上からいっても問題であります。 6、差別、選別を推し進める文部省の新学習指導要領に反対します。 7、これだけ米が不足しているとき、岡谷市も減反政策を改めずに従来型では米問題は解決できないと思います。 8番目の、不況対策は海外進出を容認の施策を改めて、市内中小企業の生き残り策の最大限の施策を要求します。 9番目、入札制度の見直しの方向が打ち出されておりますけれども、入札における透明性、公平性を保障していささかも不正のないように努力していただきたいというふうに思います。 消費税、超過負担の解消については、消費税は一般会計の歳入が 644万 2,000円、歳出が1億 7,980万 7,000円、廃止に向けて努力すべきだと思います。超過負担は2億 9,853万 4,000円、この解消の努力に不足しているのではないかというふうに指摘しておきたいと思います。これを正常な財源とすれば、もっと市民の要望の実現が可能となります。 以上、国の地方自治いじめ、それを受け入れた当予算というふうに思いますが、問題点を指摘し、地方自治擁護の立場から本予算には反対をしたいと思います。 以上。         (「議長、議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 議事進行について、宮崎福二君。 ◆20番(宮崎福二君) 20番 宮崎です。 ただいまの片倉議員の発言の中に、社会党と公明党が大臣のいすをほしくて政権に入ったというような表現がありましたけれども、これは結果的に連立政権を組んだ中で結果的にそういう形になったことであって、最初から大臣のいすをほしくて入ったということではないですので、言葉の上から適切ではないと思いますので、議長において議事録を精査して善処していただきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 宮崎福二君の議事進行につきましては、片倉万吉君の発言は新聞等でよく言われることを言ったと思いますので、そのように受けとめていただきたいと思います。 これをもって討論を終結いたします。 これより議案第19号を採決いたします。 本案は賛否両論がありますので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第19号に対する各委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(片倉久三君) 起立多数であります。 よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第20号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。 林稔君。 ◆17番(林稔君) 17番 林稔です。 ちょっと社会委員長にお尋ねいたしますが、付託前に聞いておけばよかったんですが、新年度の国の国保助成費といいますか、負担金ですけれども、事務費の負担金を 100億円一般財源化するということが報道をされておりますが、このようなことが岡谷市の国保会計にどのような影響を及ぼすのかということについて、委員会の審議がありましたら御報告いただきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 社会委員長。 ◆25番(山田拓男君) 25番 山田拓男です。 そういうことが伝えられておりますけれども、ただ保険基盤安定化によって制度が変わってくる中で、この事務費の措置というものをめぐって 100億円というものが出されている、何か厚生大臣と大蔵大臣と自治大臣が合議したというんだけれども、これは当局の説明でそういう国庫補助を一般事務費として交付税措置にして入ってくると。結論から言えば、そのお手当てはしてくれるけれども、けれどもこの制度改正というふうなことだもんで非常に不安を持っているというような答弁がございました。だから、補助制度は変わるということですね、そういうことで説明を受けております。 ○議長(片倉久三君) よろしいですか。 今井密子君。 ◆15番(今井密子君) 15番 今井密子です。 議案第20号 平成6年度岡谷市国民健康保険事業特別会計予算について、明政会を代表して意見を申し上げます。 長期的な会計展望に立って今後も収納率向上と医療費の適正化により健全経営に努め、平成3年度から継続されているヘルスパイオニアタウン事業がさらに平成6年度から平成8年度へ第2次として継続され、被保険者の健康保持、予防活動の推進等、今後も国保会計の健全化を目指して、さらに国、県に対しても基盤安定のための施策を要望していくということでありますので、本議案には賛成をいたします。 ○議長(片倉久三君) 林稔君。 ◆17番(林稔君) 17番 林稔です。 議案第20号 国保会計については残念ながら反対という立場で意見を申し上げたいと思いますが、国保税が非常に高い、こういうことで生活実態に合わない、引き上げが毎年行われてきたという点では非常に残念な状況であります。保険給付の内容についても、政府管掌の健康保険等に比べましても非常に条件が悪い、こういうことも御存じのとおりであります。たまたま現年度、新年度のこの2年間にわたっての暫定措置として国保制度の改善がなされているわけでありますが、その後95年度からは細川政権は国保制度を全面的に見直ししようという動きもあらわれています。 こうした中で、特に問題点は国庫支出金が非常に減らされてきているという点が問題点としてあります。先ほどの国保会計をめぐっての社会委員長の報告にもありましたように、かつての45%という国庫の支出金の割合をどうしても復元することが求められていると思います。本来政府管掌の健康保険等では労働者と雇用者が五分五分負担をしているということを考えますと、45%でも少ないということを指摘しなければならないと思います。その上、長野県は補助金がほとんどゼロに近い状態だということもずっと指摘をしてきているところであります。 こうした中で、国民健康保険が非常に高いということは全国的に当たり前のようになっておりますが、岡谷市は特に長野県の中でも医療費が高いことや、医療機関に恵まれていること、加入者の高齢化、低所得層が多いというようなことや、いろいろ理由が挙げられておりますが、トップクラスにある。こうした高い国保税を少しでも下げて長野県平均ぐらいまではしてほしいということが国保加入者の強い要望でもあります。 そういう中で、昨年、1昨年と4億円を超える基金を持つに至ったわけでありますから、十分この高い国保税を引き下げる条件はあるんだということを訴えてまいりましたが、そこにこたえてもらえないという点が大変残念でありますので、反対をしたいというふうに思います。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第20号を採決いたします。 本案は賛否両論がありますので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第20号に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(片倉久三君) 起立多数であります。 よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第21号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第21号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第22号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第22号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第23号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第23号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第23号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第24号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第24号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第24号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第25号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第25号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第25号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第26号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第26号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第26号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第27号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第27号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第27号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第28号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。 野溝道子君。 ◆8番(野溝道子君) 8番 野溝道子です。 議案第28号 岡谷市市街地再開発事業特別会計の予算に対し、市民クラブを代表して意見を述べさせていただきます。 岡谷市の商業の活性化と中央町の商業の振興のため開発は不可欠のものと思います。待てるだけ待ったということで、平成6年度は強い決断で臨むということですが、後世に悔いを残すことがないよう納得と合意に十分配意されるように、また感情的な部分があるならその原因を解きほぐす努力をし、地元の人たちにとってもこのまちに住んでよかったと思えるような開発を進めるよう、さらに景気低迷のとき償還が後世まで負担としてのしかからないような見通しを持って進められることを要望して本議案に賛成いたします。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第28号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第28号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第29号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第29号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第29号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第30号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。 山崎芳郎君。 ◆23番(山崎芳朗君) 23番 山崎芳朗です。 議案第30号 平成6年度岡谷市市立岡谷病院事業会計予算について、意見を申し上げます。 公立病院の医療環境が全国的に厳しい中で、院長先生を初め職員の皆さんは地域の中核病院としての使命を果たされており、深く敬意を表します。さらに医療スタッフの充実を図られ、MRI、CT等の高度医療機器の活用、また新年度からは早期診断に対処するため人間ドックを開設するなど、より質の高い医療提供に努められており、市民の健康を守るため最善の御努力をされておることに対し心から御期待を申し上げます。 今後、脳神経外科のより一層の充実と健全経営に対する御努力をお願いし、賛成いたします。 ○議長(片倉久三君) 堀内一光君。 ◆26番(堀内一光君) 26番 堀内一光です。 議案第30号 平成6年度岡谷市市立岡谷病院事業会計予算について、市民クラブを代表して賛成の討論を行います。 岡谷病院は常に市民の医療に対して病院長を先頭に、職員一丸となって厳しい財政の中努力されていることに感謝を申し上げます。医師及び看護婦並びに関係職員は患者とのコミュニケーションを十分に行い、信頼関係を得て、病気の治療はもちろんでありますけれども、人間の気力を奮い立たせる生きる力を持ち上げるような努力も必要ではないかというふうに私は思っております。幾ら医学が進んでも、医師に医術があっても、人間的に信頼を得なければ、患者は安心して治療に専念できません。治療のみでなく、今もお話がありましたようにMRIの導入、またことしは人間ドック用病室の改造など、早期発見、早期治療、予防医療に努力されることを感謝し、さらに幅広い取り組みをされることを要望します。 ある病院での、老婆の患者のお化粧を勧める治療に成果を上げているというテレビ報道を見まして非常に感銘したわけでありますけれども、患者の気持ちを十分理解をし、そのことが治療に一層役立つということを私は信じております。 一層の信頼を確保し、脳外科の充実を図り、総合病院としての取り組みをさらに強く要望し賛成いたすものであります。 以上。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第30号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第30号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第31号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。 増沢千明君。 ◆22番(増沢千明君) 22番 増沢でございます。 議案第31号 平成6年度健康保険岡谷塩嶺病院事業会計予算について、賛成の立場から意見を申し上げます。 塩嶺病院は結核療養所として厚生省が設置して昨年40周年を迎え、記念発刊された40年の歩みを拝読させていただきました。今は既にぼうぼうたる来し方を振り返るとき、その折々関係者の涙ぐましい病院経営への努力が、結核療養所から地域に、特色ある医療を提供する病院へと発展を見たのも、常にこれからの塩嶺病院の目指すものは何かを模索し、開設者の勇断、病院関係者の努力によるものにほかならず、深く敬意を表するものであります。 現在、循環器医療を柱とした心臓外科など高度な医療は、地域はもちろん県内外でも大きな評価を得ており、またこれを裏づけるように平成4年度決算において黒字を計上し、平成5年度決算の見込みも明るい見通しと、先ほど山田社会委員長からも御報告がありました。 平成6年度の予算は、医療スタッフ、施設整備、医療機器の充実等積極的に取り組むものであり、より一層地域への特色ある医療の提供を大きく期待して、本議案に賛成いたします。 以上です。 ○議長(片倉久三君) 堀内一光君。 ◆26番(堀内一光君) 26番 堀内です。 社会委員長さんにお伺いしますけれども、もし審議をしてあったら、なければ結構ですけれども、ことしの7月からアイスアリーナがオープンをして、その目玉として今まで来ているのはスポーツ医科学研究センターであります。その部分についてはかなりのスポーツ関係者が期待をしているわけですけれども、それに塩嶺病院がかかわるというふうな話を以前から聞いておりました。それらについてもし、予算的な措置も何も見当たりませんので、何か審議がしてありましたらお聞かせを願いたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 社会委員長。 ◆社会委員長(山田拓男君) 25番 山田拓男です。 予算的措置もないし、何かそんなようなやりとりがあったように記憶しますけれども、そんな程度であります。 ○議長(片倉久三君) よろしいですか。堀内一光君。 ◆26番(堀内一光君) それでは意見を申し上げますが、今のスポーツ科学医療センターについても、既に株式会社やまびこスケートの森のパンフレットにも1番目玉として載せてあるわけでありますし、医師がスポーツ選手を診断をしている写真等も載っておりますし、さらにはこの社長さんの言葉の中に、7月23日から利用できますけれども本格的な営業は11月を予定しております、こういうふうに報告をしてパンフレットで宣伝をしているわけでありますから、少なくとも11月をめどにそういう取り組みをしなければいけない、こういう宣伝、PRをしているわけですから、しなければいけないと思います。これはスポーツ関係者の非常に期待をする1つであります。 そこで、塩嶺病院につきましても第1病棟の改修等環境整備に努力をされておるわけでありますから、検診車等を十分に利用をして早期発見、早期治療をするとともに、今のやまびこスケートの森についても取り組みをしていかなければいけない、これは責任があるではないか、このように私は思うわけです。 そこで、塩嶺病院につきましても昨年黒字に転換をし、さらに本年度も予定をされているというふうなお話を聞きまして、非常に安心と感謝をしているわけであります。病院と医師、患者との関係は、先ほど岡谷病院のところで話をした、討論をしたとおりでございます。どうかひとつ、塩嶺病院がどういうふうにお考えになっているかは知りませんけれども、もう宣伝のパンフレットは一人歩きをしてどんどん進んでいるわけですから、そのものを十分にこれから検討をされ、取り組み方をお願いをして、強く要請をして賛成といたします。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第31号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第31号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第32号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。 宮坂健吾君。 ◆3番(宮坂健吾君) 3番 宮坂健吾です。 議案第32号 平成6年度岡谷市水道事業会計予算について意見を申し上げます。 言うまでもなく、市民生命の根源でもあります水道事業は、上水供給の安定確保が行政最大の使命であります。このため、迎える平成6年度は本予算によりろ過池の仮設、本体工事による老朽化した小井川水源池整備改良の促進、水の有効活用と経済運用を図るための水源整備、さらには従前に引き続いての管網整備による有収率の向上等々、安定給水とともに健全経営に努め、日を追って進展する都市化や向上する市民ニーズにこたえていくとのことであります。したがってこの予算を高く評価し、全職員一丸となり御精進していただけることを御期待申し上げて本予算に賛成いたします。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第32号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第32号は原案のとおり可決されました。 この際、暫時休憩いたします。         午前11時58分 休憩         -----------------         (議会運営委員会)         -----------------         午後 1時40分 再開 ○議長(片倉久三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。         ----------------- △日程第22 議案第33号 病院給食の保険はずしに反対し公的保険の充実を求める意見書 ○議長(片倉久三君) 日程第22 議案第33号 病院給食の保険はずしに反対し公的保険の充実を求める意見書についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 山田拓男君。         〔25番 山田拓男君 登壇〕 ◆25番(山田拓男君) 25番 山田拓男でございます。 議案第33号 病院給食の保険はずしに反対し公的保険の充実を求める意見書を、提出者の了解を得まして私の方から申し上げたいと思います。 入院給食費はこれまで医療保険の基準給食1日 1,890円のうち健康保険の本人は1割、家族は2割、国保の場合は3割を負担してまいりました。しかし2月18日に医療保険審議会で了承された健康保険制度等の改正要綱では材料費に当たる1日 800円を患者負担にさせようというものであります。老人も原則として1日 800円を負担することになり、また高額療養費制度の対象にもなりません。 こうした改正がなされれば大幅な患者負担となり、特にお年寄りの経済的不安を一層増大させるだけではなく、治療の重要な一環である病院給食のあり方にも問題が生じてまいります。昨日閣議でこの方向が決定づけられて国会提出が位置づけられているのであります。よって、政府におかれては現行の保険給付制度を守り、さらに公的保険を充実するよう強く要請しながら地方自治法の99条2項の規定によって意見書を提出して、前段で御審議した両病院を守る立場からも、日本のすべての患者と医療機関を守る立場からこの意見書を速やかに全会一致で可決され、直ちに送付してこのことが実りますように申し上げまして提案にかえる次第でございます。よろしくお願いをいたします。 ○議長(片倉久三君) お諮りいたします。本案については、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに質疑、討論に入ります。 質疑なり御意見はありませんか。--これにて質疑、討論を終結いたします。 これより議案第33号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第33号は原案のとおり可決されました。         ----------------- △日程第23 議案第34号 農林業再建重点課題の実現を求める意見書 ○議長(片倉久三君) 日程第23 議案第34号 農林業再建重点課題の実現を求める意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 山田一久君。         〔12番 山田一久君 登壇〕 ◆12番(山田一久君) 12番 山田一久です。 議案第34号 農林業再建重点課題の実現を求める意見書。 現在の農業は農畜産物の市場開放によって稲作が放棄される事態になれば、水田の荒廃に拍車をかけ、農業が果たしてきた多面的な公益機能を失うことになります。これは農村ばかりでなく、外材主導のもとで価格が低迷し、長期的な林業生産が停滞する中、木産物の関税引き下げ、さらには林業不況に拍車をかけることになり、我が国の林業の健全な育成・整備等、生活に欠かせない水資源の悪化にもつながることとなります。 さらに、輸入農作物については量・価格の不安定さに加え、残留農薬など安全性の上でも大きな問題を抱え、消費者を不安に陥れるものです。 今後、地球規模の人口の爆発的増加と食料不足、環境の悪化が予測される中、食料や木材の国内自給率の向上と、農林業の再建は我が国の国際的貢献でもあります。 よって、政府におかれましては日本の農業と食料、環境を守るための政策確立に向け緊急の課題として、下記事項の導入を希望いたします。         記 1、条件不利地域に対する保障制度の導入。 2、担い手育成のための就農者助成制度の確立。 3、穀物の備蓄制度の確立、他用途利用米制度の見直し。 4、生産基盤と生産基盤整備の促進、農業者の負担軽減。 5、米など輸入穀物の安全確保のための検査体制の確立。 6、環境保全型農業の推進のための制度確立、所得補償制度の創設。 7、地域農林業振興のための各種助成制度や負担軽減対策の導入。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出いたします。 以上です。よろしくお願いします。 ○議長(片倉久三君) お諮りいたします。本案については、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに質疑、討論に入ります。 質疑なり御意見はありませんか。 林稔君。 ◆17番(林稔君) 17番 林稔です。 賛成の立場から若干意見を申し上げます。 特に米の部分についてであります。今日本中で店頭から日本米がなくなり、米を買うために毎日長い行列ができたり、米泥棒が横行するなど、まさに米騒動さながらの深刻な事態となっています。たった1年の凶作でなぜこのような米不足となったのでしょうか。 第1は歴代自民党政府とその政治をそのまま引き継いだ細川連立政府の減反押しつけと農業つぶし政策にあることが非常にはっきりと示されました。 第2に、食糧管理費削減のため米の備蓄を極端に減らしてきたことにあります。5年前には 222万tあった備蓄米が、昨年はたったの20万t、国民消費のわずか1週間分ですから足りなくなるのは当たり前であります。 ちなみに、国連食糧農業機関FAOが1973年の世界的な食料危機の後、世界の穀物在庫の最低基準を発表しましたが、これによると米の場合は消費量の14%から15%、これが最低の備蓄基準とのことであります。これに日本の場合を当てはめますと、年間米の消費量1,050 万tの最低でも 150万tの備蓄が必要であるのに、その7分の1しか政府は備蓄していなかったのであります。韓国は日本の割合でいけば 300万tの備蓄があると言われているのに比較しても、非常に大きな差を持っていることは明らかであります。 そして、このことは国民の主食を確保すべき食糧管理費が1980年を 100とした場合に、ことしの予算では28.7%、実に3分の1以下に減らされておりまして、これに比して軍事費がその比でいきますと 210%にふえていることを見ますと、まさに国民の食糧を犠牲にして臨調行革、軍事費拡大の路線が今日の事態を招いたことをまざまざと示しているのではないでしょうか。 第3に、細川政府の甘い輸入見通しと供給計画の変更、検査、安全対策の欠如にあり、米の混乱の責任は、よって政府にあることは明らかであります。 そして、さらに重大な問題は、細川内閣が3度にわたる国会決議や、みずからの公約をもほごにして、米の輸入自由化を決定した上に、最近では食管法改悪をも含むウルグアイラウンド関連の国内法を一括処理でスピード成立させようとねらっており、米の輸入自由化を前提にした新農業政策を推し進め、9割の中小農家を切り捨て、残すのはたったの1割の大規模農家だけという、日本農業に壊滅的な打撃を与える政策を進めているのであります。 ここで一言申し上げたいのは、細川内閣の最大の会派である社会党について触れないわけにはいきません。社会党は米輸入自由化反対を掲げ続け、昨年末にはデモンストレーションとしてもちつきまでやって見せて国民にアピールをしておきながら、結局輸入自由化容認の態度をとりました。このことは国民の大きな怒りと不信を買ったのは当然であります。 私ども日本共産党は、農業は命の支え、農業を基幹産業として位置づけ、1つは米の輸入自由化は断じて認められないこと、1つは減反政策をやめて米の備蓄を当面ただちに200 万tを確保すること。食料自給率を現在のカロリーベース47%を70年当時の60%に引き上げ、さらに70%に引き上げていくこと。農家経営の発展こそ自給率の保障であること。後継者確保対策を抜本的に強めること。安全でおいしい食料の確保を生産者と消費者の共通の利益として位置づけていくこと。等々を掲げて、今後とも全力を挙げて頑張っていきたいと考えております。 以上申し上げて、この意見書には賛成していきたいと思います。 以上です。 ○議長(片倉久三君) 堀内一光君。
    ◆26番(堀内一光君) 26番 堀内です。 提案者に御質問申し上げますけれども、農林業の再建重点課題とありますが、私はこの1行、2行、3行については理解をいたしますけれども、普通私たちが考える場合に再建という場合は企業の場合は倒産をしてそれを再建するというようなことと思いますが、農業の場合はどういうふうに理解をするか知りませんけれども、いずれにしてもこの1行、2行、3行は賛成しますが、減反もまだ今行われるというところに本当に農業というものがこれからどういうふうに振興していくかということではいいですけれども、この再建という言葉を一体ここに上げた理由をひとつお伺いしたいと思います。 それから、岡谷市の農林水産課として仕事を進めているわけですが、この3つの仕事は後継者不足、高齢化、環境を守る上では皆同じような道をたどっているのですが、何でこの7項あたりに水産振興というものが入ってこないのか、岡谷市の議会として審議をされたそうですけれども、委員会として、提案者にその点をどういうふうに理解をしていいか御説明願いたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 山田一久君。 ◆12番(山田一久君) 12番の山田一久でございます。 先ほど再建、それから水産についての御質問をいただきました。実は私もこの出されました陳情者、これは諏訪地区農業会議というところの議長さんから出されたのでございまして、これをもとにしてこれをつくったわけでございますが、この言葉の中、例えば記の中に条件不利地域に対する補償制度ということを第1項に挙げてございますが、この補償制度というのは提案者の持ってまいりました、陳情者の持ってまいりました言葉ではデカップリングということを使っております。デカップリングというような言葉は、多分これは英語ではないかと思いますけれども、要するにカップリング、結合という意味がありますがカップリングをしない、要するに断ち切る、こういう意味であるわけでございます。したがって、これを出そうと思いましたけれども、これを出すよりか相談者の方もこれは日本語に直してください、こんなことがございましたので補償制度というふうに訳させていただいて提案をしたわけでございます。 このもとを提案者から聞き、いろいろ資料についてお聞きいたしますと、もとはECの問題ですね、ECがいわゆる農業政策ということでもって統合するときにこのデカップリングという言葉を使ったわけで、農業政策そのものが持つ生産だとか、あるいは消費であるとか、貿易であるとか、あるいは市民に対する配分であるとかいう、従来の形、パターンを変えるということ、要するにデカップリングすることはその方策だ、こういうことでございます。したがって、従来の考え方というふうなものを変えていく、これが再建に通ずるのではないかというように、私はこの施策を拝見をさせていただいたわけでございます。そんな意味で、このECの持つ農業形態は、これは言うならば家族型農業です。日本の場合には家族型農業ですけれども、超家族型農業という形になってまいりますので、やはりEC同様のシステムの導入というようなことが必要になるのではないか、こういうふうに私は解釈をしているわけでございます。これが最初の問題です。 それから、2番目として水産がないではないかというようなことがあるわけですが、農業会議というふうな特質上これは入れなかったのではないか、こういうふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(片倉久三君) 堀内一光君。 ◆26番(堀内一光君) 陳情書、こちらには陳情文書と書いてある要請書ですね、要請書に基づいて書いた、出しただろうと思いますけれども、少なくとも議会で意見書を提出する場合はもちろんそれには基づくでしょうけれども、岡谷市の実情等も十分に勘案されて出すのが適当だろうと思いますけれども、いずれにしても今の説明では再建という部分について私はまだ十分な理解ができません。 水産の入らないのも理解できませんけれども、いずれにしてもこれについては重要な意見書だと思って賛成はしますけれども、とにかくもう少し明確な答弁、再建の答弁ですね、今のお話だと私もよくきちっと理解できませんので、もう1度もしできればとお願いをしておきます。 ○議長(片倉久三君) 山田一久君。 ◆12番(山田一久君) 12番 山田一久です。 日本語で言えば建て直しという問題になるわけですけれども、先ほど申し上げましたように日本がミニマムアクセスを受け入れるという重大な農業のピンチでございますので、したがって従来のパターンを変えていく、再建をしなければならない、建て直していかなければならないと、こんなことが日本農業が求められているのではないかと、そんな意味で再建と、こう申し上げたわけです。 以上です。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これにて質疑、討論を終結いたします。 これより議案第34号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第34号は原案のとおり可決されました。         ----------------- △日程第24 議案第35号 過労死をなくし労災認定基準等の改正を求める意見書 ○議長(片倉久三君) 日程第24 議案第35号 過労死をなくし労災認定基準等の改正を求める意見書についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 山田一久君。         〔12番 山田一久君 登壇〕 ◆12番(山田一久君) 12番 山田一久です。 議案第35号 過労死をなくし労災認定基準等の改正を求める意見書について申し上げます。 今日、日本の過労死問題は国内で社会問題化しており、また諸外国の報道機関もこれを取り上げております。過労死の被害者の家族は最愛の家族が過労死によって倒れ、生命まで奪われるというはかり知れない精神的苦痛を受け、また経済的にも困窮を深め、家族崩壊に及ぶ例も少なくありません。 労働省は、昭和62年10月に労働災害補償の認定基準を改定しておりますが、この基準はまだ狭く、厳し過ぎるとの意見もあります。また申請から認定まで通常1年ないし2年を要すると聞いております。この間の遺族らの負担は過重なものと推測できます。 よって、政府におかれましては過労死の予防対策等に対し下記事項の措置を講ぜられるよう要望します。         記。 1、労働災害補償の認定基準を緩和すること。 2、労働災害補償の申請から認定までに要する期間を短縮すること。 3、事業所から出された資料を請求人に対しできる限り閲覧に供すること。 4、過労死の発生を根絶するため万全の予防対策の確立を図ること。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出いたします。 以上です。よろしくお願いします。 ○議長(片倉久三君) お諮りいたします。本案については、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに質疑、討論に入ります。 質疑なり御意見はありませんか。--これにて質疑、討論を終結いたします。 これより議案第35号を採決いたします。 お諮りいたします。本案については原案のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第35号は原案のとおり可決されました。         ----------------- △日程第25 議案第36号 地方分権による都市自治の確立と地域振興に関する意見書 ○議長(片倉久三君) 日程第25 議案第36号 地方分権による都市自治の確立と地域振興に関する意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 原宏君。         〔6番 原宏君 登壇〕 ◆6番(原宏君) 6番 原宏です。 議案第36号 地方分権による都市自治の確立と地域振興に関する意見書について、提案議員を代表いたしまして議案の説明を行いたいと思います。 多極分散型国土形成を進め、それぞれの地域特性を生かした個性豊かな地域づくりと国土の均衡ある発展を図るためには、地方分権による都市自治の確立は緊要の課題であります。 よって、政府におかれましては下記の事項について、積極的かつ適切な措置を講ずるよう強く要望します。         記。 1、国と地方の役割、国の地方関与等を抜本的に見直し、地方自治体への大幅な権限移譲を推進して地方分権を進め、地方自治の確立を図るとともに需要の実態に即応できる自主財源の拡充確保について改善を図ること。 2、豊かで活力ある地域社会形成のため、地方単独事業のより一層の推進を図り、さらに積極的な財政措置を講ずること。 3、平成6年度末で「市町村の合併の特例に関する法律」が期限切れとなるが、引き続き市町村の自主的な合併を促進するため支援措置を拡充強化の上法の制定を図ること。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出いたします。 以上であります。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(片倉久三君) お諮りいたします。本案については、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに質疑、討論に入ります。 質疑なり御意見はありませんか。 片倉万吉君。 ◆24番(片倉万吉君) 24番 片倉万吉でございます。 この提案の趣旨について2~3質問を申し上げたいと思います。 最近、第2、第3の行革審を踏まえて第23回3次地方制度調査会等では、地方分権等の論議が進められているようです。そして地方分権の論議の中では受け皿づくりをどうするか、これによって今の地方自治制度を変革していこうという内容のようでございますが、都市自治の確立という点について、この論議の中で自治体連合だとか、中核都市というようなものが俎上に上って、それらに権限移譲をしていくというような方法が論議されているようですけれども、もしそういった内容、あるいは行革審や地方制度調査会等の論議の進展は今どんなところにあるかという点についてお尋ねをしたいと思います。 それをまずお願いします。 ○議長(片倉久三君) 原宏君。 ◆6番(原宏君) お答えを申し上げたいと思いますが、今現在、国でやっておりますところの地方制度の調査会等々の内容については十分に知り得る立場にはございませんけれども、新聞等々報道により承知をいたしておるわけであります。私どもが今1番求めてこの意見書にしたいその内容は、現在の国と地方の関係の中でやはりもう少し地方に地方らしい地域づくりの権限移譲があってもいいのではないかという、素朴なところから発想をしているわけであります。 現在は、どちらかといいますと中央集権的な色彩、これまでの歴史的な過程の中でそういう形でこの国の運営がなされてまいりました。私どもは地方人として、やはり地域の活性化があって初めて国の力がより強くなれるというその観点から、地方においての権限の移譲をしていっていただきたい。その権限移譲はこれまでも申し上げておりますように、やはり市町村単位に権限の移譲をしていただくことが1番望ましいという立場をとっております。 それから、県、あるいは今道州制等々の問題もいろいろと論議をされておるようでありますけれども、私どもは少なくとも市町村に国にかわるべくといいますか、国の方向は方向として1つきちんと確立をしていきながら、なおかつ地方にやはり国にかわって地方独自の地域をつくっていくための、そうした行政能力というか、そういったものが当然そこに求められてまいるわけでありますから、地方としてもそれだけの人材の育成とまた活用、それから何よりもやはり地域のリーダーシップをとる地方自治体の首長のその地域に対する情熱というようなもの、地域の経営の情熱というようなものがこれから大事になるのではないかというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(片倉久三君) 片倉万吉君。 ◆24番(片倉万吉君) 今提案者の理由を聞きましたけれども、国の方向としてはむしろそういう報告でなくて、受け皿づくりについては都道府県をむしろ度外視するというような自治体レーンを、これから市町村合併を主にいくような内容もありますけれども、中核都市づくり、そういった中で権限移譲していくのではないかというように諸般の文書を見れば心配されるわけです。 こういう権限移譲について、現在全国的にいろいろの事例があるそうですけれども、実際には国から地方自治体への権限移譲というのはほとんどなくて、県から中核都市、地方から地方への権限移譲というのが今行われているんだというふうに言われています。 それから、権限移譲のもとで進められている実例としては、そこへ述べられるのは今言われた地域の活性化だとか、需要の多様化、広域化というような問題だろうと思いますけれども、そういう中においても行政の再編だとか、むしろそういう権限移譲によって大きな大プロジェクト中心の行政運営がなされていく。本当に地域住民の自主的、自立的な政策が浸透してそれが行われているかというと、どうもそうでないというような実例もあります。 それから、さらに道州制までいくんではないかというような内容、原さんいみじくも言われましたけれども、行革審の中では地域における中核制度の新設だとか、都道府県連合制度、市町村連合制度の導入、あるいは都道府県、市町村それぞれのレベルでの自主的な合併というようなものをやられるようでございますから、終極の目的としては小選挙区制を敷いて11の区割りをするというような、ああいうものを見通しての道州制への展望というものがあるんではないかというふうに思います。 そういった点で、さらに1番前段の文書に地域性を生かした特性ある豊かなまちづくりというんですけれども、市町村合併で大きくなれば住民の生活が向上し、地域が発展するかどうか、財政的な大きな規模ができればそういうものができるかどうか、必ずしもそうでないというふうに思うわけです。大きな財政規模になった都市における実態が大企業本位の大きなプロジェクトを実施していろいろな問題を提起しているというような点から言っても、大きくなれば必ずしもいいんではない。そういう中で、特にそれぞれの独自ある伝統と歴史、自治体の自主性、あるいは行政の独自性、こういうものがだんだんとそがれていくんではないか、こういう心配もあるわけです。 さらに、市民サービスの点においても大きくなればきっと市民サービスは圧縮されていくというような点からして、むしろ大きくなればなるほど自治体行政からの住民の離脱、遠のいていくというような心配等もありますから、意見としては、そういうものに対する何か反論がありましたらお願いしたいのと、意見としてはこのような、今述べたようないろいろの問題を加味して直ちにこの案に賛成するわけにはいきません。 以上です。 ○議長(片倉久三君) 意見はいいですね。 ほかにございませんか。--これにて質疑、討論を終結いたします。 これより議案第36号を採決いたします。 本案は反対意見がありますので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(片倉久三君) 起立多数であります。 よって、議案第36号は原案のとおり可決されました。 なお、意見書の提出先については議長に御一任願います。         ----------------- △市長あいさつ ○議長(片倉久三君) 以上で今定例会の議事のすべてを議了いたしました。 閉会前に市長のごあいさつをお願いいたします。         〔市長 林泰章君 登壇〕 ◎市長(林泰章君) 平成6年第1回岡谷市議会の定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 今定例会に御提案申し上げました平成5年度関係議案並びに平成6年度予算、条例議案等、多くの重要案件につきまして慎重な御審議を賜り、いずれも原案どおり御議決を賜り、心から厚くお礼を申し上げます。 議案審議並びに一般質問を通じまして議員各位からいただきましたそれぞれの意見につきましては、今後検討を深めて市政の運営に当たってまいりたいと考えております。 迎える平成6年度は、第2次総合計画に基づく後期基本計画の2年目に当たり、新しい時代にふさわしい心の豊かさと温かさを感じられるふるさとを築くため、21世紀を展望した将来都市像の実現を目指し、積極的に諸施策の展開を図ってまいる所存でありますが、一層の御指導と御協力をいただきますよう、重ねてのお願いを申し上げる次第でございます。 平成5年度の議会は今回が最終になろうかと存じますが、改めて振り返り1年間を通じまして議員各位に大変お世話になりました。心から厚くお礼を申し上げると同時に、迎える新年度も変わらぬ御指導、御協力を賜りますよう重ねてお願いを申し上げましてあいさつとさせていただきます。 ありがとうございました。(拍手) ○議長(片倉久三君) これにて平成6年第1回岡谷市議会定例会を閉会いたします。         午後 2時17分 閉会地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  平成6年3月3日      岡谷市議会議長    片倉久三      岡谷市議会副議長   宮坂清海      岡谷市議会議員    加藤レイ子      岡谷市議会議員    三井正二...